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[小児歯科] 朝起きた時の子どもの口が臭い

目次

。朝起きた時、口が臭い(子どもの)

・原因
・口が臭い原因
・チェックする項目
・原因は
・治療するにあたって
・まとめ

口が臭い原因

お子さんのお口が臭い原因は成人とはお口が臭いとはまたく異なるケースが大半です。成人の場合は胃から臭いが来たりするケースもありますが、お子さんの場合、特に大きな病気がないのに口が臭いは、口で息をしているケースです。口や喉の乾燥に伴う事が原因で口が臭くなります。口で息をしているお子さん特有の症状を次のチェック項目に記載しますので、当てはまる場合は専門の歯科医院、専門の咽頭科、お子さんの睡眠障害や睡眠時無呼吸の先生の門を叩くことをお勧めします。

チェックする項目

・お口が臭い
・下の歯の奥歯の舌側を歯ブラシをしようとすると舌で歯ブラシを押し返す。
・寝てる時に唇をめくると歯と歯の間に舌がある。あるいは出てる。
・歯茎が黒い。
・前歯に着色がつきやすい。
・食事時間が時間がかかる。早い。
・仰向けで眠りにくい。
・喉が乾きやすい。
・鼻が悪い。
2次的な要因はこの他にも多数ありますが、大きく分けると上記のことが挙げられます。最近の研究では鼻が悪いから口が開くのでなく、口を開けてるから鼻が悪くなるという考え方主流になってきています。口が開いてることにより下顎の成長方向が変わり前下方の成長でなく下方の成長となります。ちなみに顎を引くと呼吸が苦しくなり顎を出すと呼吸が楽になります。当然猫背にもなりますし、通常、舌の癖がない方は、唾を飲む際のゴックンは舌を上の顎に押し付けて飲むと思いますが、口で息をしている方はできません。そのため上顎の中央は凹んでおり、顎を横に広げることができません。そのため上顎は成長できないので、上顎の上にある鼻の骨が成長できずに鼻で息ができません。1年中耳鼻咽頭化に通っているのに完治せず耳鼻科通いが日課になってしまいます。

原因は

色々な要因がありますが、極論で言うと1歳半位までの生活習慣病です。姿勢の問題や食生活、睡眠状態が大きく影響します。例えば、抱っこしてる時に首がのけぞってる。歯を噛んで唇を閉じて上を見ると、喉が張って苦しいのを実感できます。口を開けると楽になりませんか?食生活に関して母乳をあげる時から影響が出ます。舌を上顎に押しつける練習は食事。すなわち母乳の飲ませ方に影響し、そこから離乳食が始まり、離乳食の食痕形跡や押しつぶし期の機能取得がしっかりできていないと舌の使い方ができなくなり、舌の癖が口呼吸に感れすることがあります(舌の癖=口で息するではありません)。睡眠に関しても海外でも証明され日本でも近年研究が盛んにされています(研究のスタートは日本が先でしたが、口を開けてるからだから何?と言う風習や、追従する研究者が現れませんでした)。小さい時の生活習慣病ですし、親の都合が第一優先とされますので、生活習慣病は直すのが困難です。できていれば生活習慣病になりません。

治療するにあたって

睡眠をしっかりとるがまず根本になります。特殊な病気がなければ、小学生未満であれば朝7時には立ってる。夜7時には寝入ってるが基本となり、お昼寝時間もしっかりコントロールします(ちなみに4歳であればお昼寝は0時間。専門医にご相談ください)。ディズニーランドの帰りは疲れてすぐに寝ると思います。
次にちゃんとした食べ方を学ぶ。これは色々な科があります。私の所在地は関東近辺ですが、しっかりやってくださる医院の名前をほとんど聞きません。九州(関西方面)のアレルギー科の先生は上顎の形態と脚の指先を見ればその子の抗体値がわかるまで言う先生もいます。先ほど言った、猫背になると体重が前に移動しますから、体を支えるために脚の指先が曲がります。
食事の時にホッペがリスさんみたいに動く子はチャントした食べ方ができずに舌の癖があります。条件付きですが歯科では平成30年度の保険改定で小児口腔機能管理加算と言う制度ができています。このような制度を利用して治療を進めるのも手です。ただし一般的に舌の訓練は10代になったら治すのは難しいと言われていますので、保険制度にはルールがありますので、そのルール以上の治療を希望の場合は自費診療も考慮に入れる必要があります。

まとめ

お子さんの口が臭いの最大の理由は口が開いていいています。口呼吸は口が開いている事を意味しますので、鼻でも呼吸ができる人も口が開いていれば口呼吸の分類にわけられます。ちなみに実際に口で息をしている方を見分けられる確率が、歯科医師・耳鼻科医で約40%、両親で20%と言われているので、それだけ発見が遅れます。1歳半前のお子さんでしたらチャント専門の食事指導などを受けられる専門家の訓練を受けるようにするのをお勧めします。歯科に関しても早い段階でアドバイすをもらうことをお勧めします

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この記事を書いた人

歯科大学卒業後、小児歯科を専攻として大学院を卒業し博士(歯学)号を取得。大学の小児歯科教室で教員を務めた後、地元で小児歯科を専門として開業しつつ、大学の非常勤講師(小児歯科)に任命中。小児歯科学会の認定医、専門医試験に合格して現在は専門医の資格を所有。小児歯科を専門とした歯科医師です。

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