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赤ちゃんの歯石どうしたらいい?

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赤ちゃんの歯に歯石が

赤ちゃんであろうと大人であろうと基本的には処置が変わる事がなく、歯石は付着してしまった場合は除去した方が良いです。

世間一般的に歯科医師の立場で言うと、ちゃんと歯ブラシをしていたら歯石はつかないと言います。

たしかに歯に、歯石の初期の段階の汚れがつく前に除去できていればつかないはずですが、個人的な感想としては、歯石はつきやすい人はすぐに付くし、つきにくい人はなかなかつかないように感じます。

歯石の除去は皆さんが経験しているキーと言う嫌な音がする超音波で歯石を除去するケースが多いいですが、赤ちゃんの場合は、超音波ですと振動が強すぎる点と、超音波の熱を冷却するために水を出さないといけないのですが、赤ちゃん送りの中に水を入れ込み続けるは、かなりつらい状態です。

そのため手で使うスケーラーと言う先端が少しは物になった器具を使って除去します。

歯石は歯とお肉の境界線の所に付着しますから、歯肉の付近または、歯肉の中に若干器具を入れます。

当然、歯石がつくという事は、歯肉炎も起こしている可能性が有るので、除去時に歯肉の炎症している部分に器具が触れるので出血します。

赤ちゃんお動きによっては歯肉を傷つけてしまう可能性も有ります。

仮に歯肉を傷つけても、延焼している部分なので、出血に伴い新しい組織の造成も行われるので、仮に傷ついて出血しても、すぐに治るので心配有りません。

逆に出血させずに歯石を取るという事は、歯石が完全に歯肉の境まで除去できていない可能性もあります。

歯石がわずかであれば、動いてしまうリスクを考えて、経過を見るケースもありますが、理屈上は上手く磨けていないから歯石がつくので、さらに歯石が付着していき、歯肉が歯石で覆われて余計に不潔域が増大します。

そのため、赤ちゃんの歯石除去は出血が伴いますが、歯石の除去が可能な状態であれは、歯石の除去をおすすめします。

つきやすい方は、歯石がすぐに付着してしまうので、定期的に歯科医院に通って歯石のチェックと除去をお願いしてみるのも良いと思います。

状態によっては経過観察となり場合がありますが、診てもらうのと、診てもらわないのでは安心感も変わった来ると思います。

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この記事を書いた人

歯科大学卒業後、小児歯科を専攻として大学院を卒業し博士(歯学)号を取得。大学の小児歯科教室で教員を務めた後、地元で小児歯科を専門として開業しつつ、大学の非常勤講師(小児歯科)に任命中。小児歯科学会の認定医、専門医試験に合格して現在は専門医の資格を所有。小児歯科を専門とした歯科医師です。

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