子供の歯の本数と歯の生え替わりを解説

子供の歯の本数

子供の歯、すなわち乳歯は全部で20本です。

それぞれの歯にはA・B・C・D・Eと歯の番号が付けられていて、上下左右の4ブロックに分けます。

  • Aは真ん中の前歯です。
  • Bは真ん中から2番目の歯です
  • Cは犬歯といわれ、別名糸切り歯と呼ばれています。
  • Dは第一乳臼歯で奥歯です
  • Eは第二乳臼歯で奥歯です。

生え替わり

乳歯が生えてくる時

乳歯は生後7ヶ月頃から歯が出てきます。

基本的に前歯から順番に出てきますがCとDは入れ替わります。

萌出は下の歯が若干早く出てきます。

大まかですが

  • Aが生後7ヶ月前後
  • Bが生後7ヶ月〜9ヶ月前後
  • Cは生後16ヶ月〜18ヶ月前後
  • Dは生後14ヶ月前後
  • Eは生後20ヶ月〜24ヶ月前後

注意するポイントは左右差が大きくずれた時は一度チェックして貰うのが良いでしょう。

上記の乳歯の出てくるタイミングは教科書を見ながら記載しましたが、正直臨床の場では覚えていません。

それではどのように認識しているかというと、重要な歯の大まかに出てくる時期を覚えています。

乳歯で言うとA・C・D・Eは重要な歯なので、上下関係なく大まか時期を暗記して、上下左右のバランスを見ながら評価しています。

割と個人差があります。それと世代間でも経済活動や社会環境に伴い微妙に時期がずれてきます。

数年前に小児歯科学会が、30年以上、歯の放出時期に関して調査を歯科大学に依頼しました。(私自身も協力をしています)

その後新しいのをまだ確認していないので、平成生まれの子供の歯の放出時期は上記の時期からずれる可能性も有るので、参考までに捉えてください。

なので、私も概算しか暗記していません。(言い訳ですが・・・)

永久歯が生えてくる時

同様に永久歯の自分なりの覚え方は(正確なのは他ので、調べてください。ただし、昭和のデータだと思いますが)まず6歳に6歳臼歯の6番目が出てきます。

下の前歯は6歳で生えてきて、上の歯は1年後の7歳で生えてきます。

これを基準として数えていきます。

下の歯は前から順番に1年おきに生えてきます。

2番目は7歳。3番目は8歳。4番目は9歳。5番目は10歳という感じです。

上の歯は、少し変化があって、1年おきに歯が出てくるのですが、順番が3番目と4番目が逆になります。

4番目の歯が先に生えることで、4番目が前に移動してしまい、3番目の犬歯が外側に出てくる傾向があり、音あの子の八重歯は可愛いという表現を使っていた時代は、八重歯は上の歯を指します。

なので、

2番目は8歳。4番目は9歳。3番目は10歳。5番目は11歳。

と言う感じに暗記しています。

そして12歳臼歯の7番目が12歳で生えてきます。

ここで重要なのは、歯の生え方には個人差があるので、生えてくる時期と言うより、左右差が重要になります。

小児歯科医としては、反対側が完全に歯が生えてから(頭が少し出てから4ヶ月)半年経っても反対側が出なければ何かを疑ってレントゲンを撮れ!を習いました。

また経験的に、乳歯の出てくる時期が遅い子は、永久歯が出てくる時期が遅いように感じます。

中には局所的に歯が出るのが遅く左右差が出る時があります。

統計的には前歯は遅くなるとトラブルが出る可能性が有りますが、奥歯はトラブルを起こす確率が低くなります。

私が経験したケースで6歳臼歯が10歳で出てきたお子さんもいました。

そのことを考えると前歯が遅い時は、他の要因もあるので、かかりつけの先生と相談することをおすすめします。

生え替わりに伴う歯の特徴

歯の生え替わりは、数ヶ月で急に歯が生えてきます。しかし、顎自体は急に成長しません。そのため、乳歯には隠れた秘策の構造があります。

1つは隙間です。代表的なのが霊長空隙です。

霊長空隙は上下で違いますが、犬歯の前後で現れます。上の歯では犬歯の前側。下の歯であれば犬歯の後ろ側に霊長類は隙間があります。

当然人類も霊長類なのであります。

しかしこの隙間がない子は将来的に並びが不利になります。

さらに生理空隙と言って歯全体に隙間がある子は、さらに歯並びに有利に働きます。

これは認識のずれですが、昭和の時代の歯並びがきれいな子供の歯並びは、歯全体に隙間がある子が歯並びがきれいな子という認識でした。

しかし、平成・令和では、そのような子はほとんど見かけられなくなり、永久歯のようにピタリ並んでいて、世間一般ではきれいな歯並びと評価されていますが、専門の先生から言わせれば、隠れ不正咬合と読んでいます。

つまり歯並びが悪いと評価します。それは、このような乳歯の歯並びは、将来は得てくる永久歯がきれいに並ばない可能性が有るからです。

さらに乳歯と永久歯の特徴的な歯の形態は4番目の歯に現れます。乳歯で言うDです。特に下顎の形態に特徴が有ります。

乳歯のDは永久歯の4番目に比べて、前後的に長く、舌頬側に短いという特徴があります。

この特徴によって、下顎では3mm。上顎では1mmのスペースを多く確保します。

さらに言うと、犬歯の萌出は若干外側に出てくるので、そのような特徴から、顎のスペースを確保して歯並びを確保するのです。

最新情報をチェックしよう!