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乳歯の後ろから永久歯が出てきた(内側から生える)

東洋を含む日本人とヨーロッパ系の人では上の前歯の生え方に若干の違いがありますが、日本人の場合、目立ってしまうのが、内側から永久歯が出てくるのが、お母さんの大半が驚きます。

実はこの症状は異常では無く正常です。

目次

乳歯の後ろか永久歯が出てきた時の対応法

目的をどこに置くかで、乳歯に対応法が変わってきます。

歯並びを優先した場合

永久歯の歯並びを優先した場合は、なるべく早く乳歯を抜くのがベストです。

歯並びは、舌の力で頬側に移動して、唇(頬)の力で舌側に移動します。そのバランスが良いところに歯の位置が決定します。

乳歯の内側に生えてきて、乳歯がストッパーの状態ですと、唇側に歯が移動しにくい状態です。

そのため、少しでも唇側の前方向に移動させるという意味で、早く抜いてあげると歯並びは有利になります。

特に歯が出ている最中は、歯は動きやすい特性もあるので、そういう意味では早く抜きたいです。

しかし、乳歯の根っ子の溶けている割合が少ないために抜くのが少し大変いなります。

抜くのが大変という事は、歯を抜く本人の負担が増えるという事です。

本人の負担を考えた場合

永久歯が出てくれば出てくるほど、乳歯の根っ子は溶けてくるので、歯を抜きやすくなります。

風をかけて相当揺れる状態なら、表面麻酔(塗り薬)だけで歯を抜く事も可能です。

そういう意味では、歯を抜くのは遅ければ遅いほど、本人の負担が減ってきます。

(参考までに歯並びを優先した抜歯方法で連続抜歯法という方法があります。近年は矯正の発達やタイミングの問題であまり行われなくなった方法です。)

乳歯を抜くタイミングは

歯並びを優先した場合は、早く抜いた方が有利で、本人の負担を考えた場合は遅い方が有利と書きましたが、できれば、歯並びの影響我がなく、本人の負担を最小限にしたい場合はどうしたら良いのか?と疑問を持ちます。

そういう意味での最もベストなタイミングは永久歯が半分出てきたぐらいです。

永久が完全出でてくるまでに4ヶ月かかります。

そのため、永久歯がわずかに出てきてから2ヶ月後ぐらいが抜くののちょうど良くなります。(一般的に多いい場合で永久歯の位置関係で特殊なケースはその限りではありません)

タイミング見計らって歯医者さんに行くのでなく、事前に抜くタイミング相談しに早めに受診する事をおすすめします。

その他の抜くタイミング

上記以外で早めに抜くタイミングがあります。

それは、本人が痛いとか、抜きたいとか行った場合は、歯が揺れて苦痛の状態なので、早めに抜いてあげて下さい。

ただ注意点としては、本人はその時は痛みから抜くと決意をするのですが、実際に歯を抜く場面になると、抜かないと言い張ります。

これは本人が嘘をついているのでなく、今ある現実の恐怖から逃れたいという気持ちが強くなるからです。

そういう場合は、先生と相談して下さい。

歯並びと本人の負担を考えた場合の抜くタイミングだったとしても同じような場面に遭遇します。

その時は無理に話を進めるより、言い方として

今日抜く?それとも次回にする?

と先生などの第三者がいる時に本人の口から約束をさえて下さい。

大半が次回にすると答えます。

そうする事により心の準備も出来てスムーズに歯を抜く事が出来るケースが多いいです。

乳歯の内側から永久歯が出てきた場合は、焦らずに早めに歯医者さんを受診して先生と抜くタイミングに関して相談してみて下さい。

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