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赤ちゃんの歯茎が赤紫色に腫れている

状態によりけりなので確定診断としては必ず歯科医院で確定診断を受けて下さい。

1つのケースとして歯茎が内出血したように赤紫色に腫れているケースで可能性が高いのは、萌出性膿疱または血腫の可能性が有ります。

違うケースもあるので、必ず歯科医院を受診して下さい。

目次

萌出性膿疱や血腫

乳歯が萌出する前に歯肉に膿疱や血腫を生じることがあります。乳歯の萌出に伴い、自然に消滅するので、経過観察となります。

場所的には教科書的には、第一乳臼歯すなわち前から4番目の犬歯の後ろの歯肉に起きるケースが多いと記載されていますが、個人的には第一乳臼歯と第二乳臼歯の両方に現れる事が多いいように感じます。

大人の場合、膿があるとなると切開をして膿を出すのが基本となりますが、萌出性膿疱や血腫はある意味、お肉の中で内出血しているような状態です。

このような状態で切開をするという事は、血管を切開するという状況となるので、強い出血を伴う可能性が有ります。

リスクを考えた場合、積極的な切開ではなく、経過観察をして自然消滅を待つのが理想です。(治療の教科書では経過観察となります)

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この記事を書いた人

歯科大学卒業後、小児歯科を専攻として大学院を卒業し博士(歯学)号を取得。大学の小児歯科教室で教員を務めた後、地元で小児歯科を専門として開業しつつ、大学の非常勤講師(小児歯科)に任命中。小児歯科学会の認定医、専門医試験に合格して現在は専門医の資格を所有。小児歯科を専門とした歯科医師です。

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