舌の癖(クセ)の原因と対処法

舌の癖

通常、舌を含めた口の周囲の状態は寝ている時、あるいは日常の安静位の時は、舌は上の歯の裏側に触れていて、上に歯と下の歯は1〜3mm浮いていて、口が閉じているのが正常です。それぞれの異常を伴うと舌の癖や、食いしばり、歯ぎしり、お口ポッカーンとなっていきます。

舌の癖が出ると、上手く発音が出来なかったり、食事の時にトラブルを引き起こしたりしていきます。

舌の癖と言う言葉があるくらいなので、昨日今日の舌の動きが、癖として出ているのでなく日頃の状態が積もり重なって舌の癖として現れていくのです。

ですので、舌の癖を直すと言うことは、今までの日常の習慣を取り除くと言う事ですので、極端な言い方をすると、今までの生活を否定する行為、極論は人格を否定するような物で、取り除くには相当な訓練と、自覚が必要となります。

舌の癖の原因は

舌を動かすようになるのは生まれてきてすぐからです。お母さんの授乳から始まります。

もともと赤ちゃんは、大人と違い上の顎の中央部分にへこみがあります。ここにお母さんの乳首が触れるように入り、舌を上に押し上げるようにして、母乳を飲みます。

ところが、添い乳などをすると乳首自体が、赤ちゃんの上の顎の位置には触れず、口付近に位置するようになります。

そうすると舌は前に付き出さないと、母乳を飲めに状態になります。

早いケースの原因の始まり、すでにここから始まっているのです。舌を上の歯の裏側に付けることが出来なくなり、突き出す癖が習慣として出来てきます。

これは言い換えると、生きるために生体が学習して進化した状態です。

遅疑に出てくるのが、離乳食が始まってきてからです。スプーンの使い方や、食材の問題、与え方が大ききな要因とつながっていきます。

口の中に入った食べ物は、舌を使って食塊を形成します。これを上の歯の裏側と舌で押しつぶして食べ物を押しつぶして飲み込みます。始めの時期を軟食の押し潰し期。さらに進むと硬食の押し潰し期へと進んでいきます。

上顎に舌を使って押し潰す訓練が事前に出来ていないとこのような行動はかなり難しいです。

スプーンの使い方として、半分以上口の中に入れない、スプーンは平行に引き出すが基本です。

上の唇に食べ物を押しつけて、無理矢理口の中に入れる行為はもってのほか行ってはいけない行為です。

もし、食事をしている時に途中からぐずり始める。ぐずるけど食べる。と言うような状態が見受けられる時は、要注意です。

一口の量を超えて本人の食べられる一口量を超えて、口の中に食べ物が入ってきています。

食べ物は口の中に入れれば良いという物ではありません。入れすぎると、噛めなくなくなり、食べ物を吐き出すか、飲み込むしかなくなります。

生きるためには食べ物は必要です。そのため生きるために食べ物を飲み込むという選択を余儀なくされます。

すなわち食事中にぐずるけど、食べ物を食べるという行為は、本人の1度に口の中に入れられる量の限界を超えてしまう事により、限界を感じてぐずります。

食べ物を飲み込むとまだお腹がすいていうるので、すぐに機嫌が直り、次の食べ物を要求してくるわけです。

このような状態が見られた時は、スプーンに入れる量を少なくして、お口に運ぶスピードをゆっくりと調整してあげる必要があります。

忙しいからと言って、無理矢理口の中に押し込む行為を行っているとこれが習慣となっていきます。

食べ物の与え方や、道具の使い方で舌の癖がついてしまいます。

その他に大きな要因が口呼吸も大きな影響を与えていきます。

本来、母乳をすう時に舌が上顎に触れることにより、上顎が広げられていきます。ところが、上顎が上手く広げられないと、顎が小さくなり歯並びに問題を起こすばかりでなく、上顎の上にある鼻の骨の成長まで影響を及ぼします。

お鼻で息が出来なくなってくるのです。

さらについ最近の研究では、鼻が悪いから口が開くのでなく、口を開けていると鼻が悪くなることが解ってきています。

鼻で息が出来なくなると、うつぶせ寝や横向き寝の頻度も増え、寝相も悪くなります。8歳以下でいびきがあるケースは専門家受診を進められるなど、最近はコキュとの関係も大きなトッピックスとなっています。

当然ですが呼吸をするために舌は前に突出させて、呼吸を楽にしようとします。

チュエックするポイントとしては、寝ている時に唇をめくって見ると、歯と歯の間に舌が有った場合は要注意です。さらにひどくなると歯茎の変色も現れます。

舌の癖がある時の症状

先ほども寝ている時に舌が前に突出していたり、口呼吸を伴っている時は歯茎が黒くなったり、朝起きた時に乾燥により口臭があったり、着色が付きやすいという症状がでます。

その他に現れる症状としては、

下の奥歯の舌側を歯ブラシしようとすると、嫌がらせのように舌で歯ブラシを押し返してきたりします。

また食事中は次の3つの症状が1つあるいは複数現れます。

  1. 食事時間がかかる
  2. 飲み物を飲みながら食事をしている
  3. 食べ物を丸呑みして食事が遅い

そのほかサイコロステーキなど柔らかくて噛めるはずのお肉をあげたはずなのに、オウェっと嘔吐状の症状を示すなどがあります。

これは、ガムを噛む時をイメージしてみてください。

右側で噛んで、舌を使って、ガムを前歯や反対側の左側の歯に移動します。

この行為が出来ない、あるいはやりにくいのです。

右で噛んで疲れたら、飲み込もうとするのでそのような症状が出ていたり、食べ物を移動できずに同じ側だけで噛もうとするので時間がかかるのです。

そしてそのような食べ方をしている時はホッペタが異様に膨らんだりして動くのも特徴となります。

舌が上手く動かせに事により、発音にもトラブルが出てきます。

上手く発音できない音によって、どこに障害があるか見えてきます。

食べ物で言うと、キュウリやトマトが好きと言う特徴も有ります。

キュウリやトマトは本来上級者向けの食べ物ので、食べ物を噛んで汁の処理をして、再度噛んで汁の処理をして最後に食べかすを飲み込みます。

ところが舌の癖がある人は、噛んで汁を出し、汁と食べかすを一気に飲み込もうとするのです。

このような人はパサパサした食材は嫌がり、液体が多く含まれた食材をこの運で食べます。

舌の癖がある時の対処法

3歳未満などの低年齢の時は、食生活や食事の与え方に注意をする必要があります。小学生に入ったころから、舌の訓練をしていくのも良いです。その中間の年齢は、歯科的にはマウスピースなどで訓練するのも手です。

低年齢の時の相談する場所としては

  1. 保健婦さん
  2. 保育士さん
  3. 栄養士さん
  4. 言語聴覚士さん

の順になり、4番目の言語聴覚士さんの行う方法に近いのが歯科の内容となります。

ちなみに舌の癖は10歳代になると完全に治すのがほとんど不可能となります。

10歳を超えても訓練の意味はありますが、今まで生きてきた習慣を完全に除去するのは難しいです。

なるべく低年齢に対応することをおすすめします。

完全に舌の癖を取るのは難しいので、最小限のダメージでとどめる方向で、これ以上悪くさせないと言う考え方が重要です。

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