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乳歯の前歯が癒合歯の時、今後の対応

乳歯(前歯)の歯番のABまたBCの歯が発生段階で2本歯でなく、2本歯がくっついて(癒合)しまって、1本の歯になってしまうことを言います。

目次

乳歯の前歯が癒合歯の場合の今後の対応

結論としては経過観察ですが、癒合歯である場合、今後色々な弊害があります。

一番の問題は永久歯の歯並びに問題を起こす場合が多いいです。

歯科検診で癒合歯が見つかった場合は、基本、乳歯の作られるタイミングと永久歯の作られるタイミングは違うため、乳歯が癒合歯でも、永久歯では癒合歯とは限らないので様子を診ましょうと言われます。

その先に隠された言葉があります。

一般歯科の先生はこの言葉でおしまいですが、一般歯科とは違い小児歯科では、成長を加味した部分までみていきます。

そのため今後の成長部分が問題になります。

乳歯の前歯が癒合歯であった場合、癒合歯に部分に対応する部分の2番目の永久歯が約46%の確率で永久歯が欠損すなわち無い場合があります。

この場合はどんなに待っても永久歯は出てきません。

これを両親に説明した場合、お母さんはショックを受けます。

それは永久歯の本数が少なくなっているかれです。

人類の進化において歯の本数が少なくなるのはある意味、進化に値します。ここで新人類で、進化の過程に新たな段階に進んだ人類です!と説明しても何の慰めにもなりません。

ところが、数年後、残りの確率で永久歯が存在していることが解ると、逆にお母さんはショックをうけます。

???と思うと思います。

実は、乳歯が癒合歯の場合、本来はいるべき乳歯の隙間の部分の歯肉の隙間が、実は狭いのです。

そのため、永久歯が存在している場合は、高頻度で隙間が圧倒的に足りずに、永久歯が生えてくる時に高頻度で、2枚歯あるいは、2本目の永久歯が回転して出てきます。

5歳〜6歳で永久歯があるかレントゲンを撮影し、永久歯があるとお子さんは“やり〜”と喜び、お母さんは、“どこに歯が生えてくるの?”とショックをうけます。

数年前と真逆の反応を示すのです。

逆に永久歯がない場合、特に1本だけの欠損の場合は、上下の歯の真ん中のラインはずれますが、歯肉の幅が元々少ないので、以外ときれいに歯並びが並んでしまうことがあります。

詳しい人が、しっかりと見れば歯の本数に違和感を覚える場合があります。逆に言うと専門家ですら違和感を覚える程度です。

まして素人の一般の人がみても気がつくことはまず無いでしょう。

こういう表現はどうかと思いますが、通常矯正を行う場合前から数えて4本目の歯を数本抜歯して永久歯を並べていきます。

矯正の先生の中には、期間を早く終わらすために、前歯を抜いて手っ取り早く治す先生が一部見受けられます。

悪い言い方をすれな、そのような先生に前歯を抜かれて、結果的に歯並びがきれいになったと思えば、逆に永久歯がない方が歯並びがきれいに並びます。

実施に私自身やったことはありませんが、説明上、3番目の永久歯、すなわち“犬歯が前に来すぎて尖った歯が目立つ様なら先端を少し丸めてあげれば目立ちませんから”と説明します。

実際はもし、犬歯がしっかりとした犬歯誘導の機能を持っている場合は、これは行わない方が良いです。

犬歯誘導とは、上の歯と下の歯で噛んだ状態で、顎を横に動かすと、上下の犬歯同士で歯がぶつかり、側方運動の制御を行います。

そのために犬歯は非常に重要な歯です。

矯正を行おうと、この歯は基本的に抜くことはありません。

結果として

歯科の対応としては、無い永久歯を作ることは出来ませんので経過観察となります。

もし将来的に永久歯矯正を考えているのならば、費用を事前に用意する準備が今できる方法ですが、永久歯がない方が、以外と歯並びが良くなるケースもあるので、その状態で十分満足ならわざわざ矯正を間ガル必要はありません。

もし矯正を考えているのであれば別記事の矯正の費用に関しての記事も参考にしてください。

 

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