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[レポート]生体リズムを制御する体内時計機構

日本小児歯科学会大会 R1/6/10〜の学会での講演内容の一部をレポートしています。

目次

生体リズムを制御する体内時計機構

動物実験の結果を踏まえながら先生の生徒さんや先生自身の研究観察をテーマにしたお話でした。

・生理機能は体の時計を読みとって機能するものではない

・起きる前にコルチゾールが上がり、体をアクティブにする働きがある。
・1日に必要な生理機能を割り振る必要があり、それが体内時計の存在意義。
体内時計は生体ホルモンの調整ができなくなる。仮に睡眠導入剤を使っても体内時計のずれは解消できずに朝起きても時活発に行動することはできない。体内時計は正確な24時間でなく約24時間が光によって調整つされる。

光による調整は重要な意味を持ってくる。

例えば光が早い段階でくるのが、いわゆる時差ボケで東回りの飛行機は徐々に前の生活を引きずりながら活動時刻に馴染んでいく、逆に西回りの飛行機では翌日から生活が活動できるようになる。光が早く感じれるか遅れるかの生体の調整機能が関わっている。
つまり体内時計があるため時差ボケが生じるが、体内時計がなくなると制御ができなくなる。

これは学生の実験の報告ですが

週末に夜更かし(土・日の2日間)すろと、次の日の月曜日には回復しないいわゆる休み明けボケです(ブルーマンデーすなわち社会的時差ボケと言う)。実はこのボケが完全に回復して絶好調に回復するのは金曜日となります。そして週末が来ると・・・。(徐々に日にちをかけて回復していくが、リセットされた体内時計をすぐにずらしてしまう)
連続した週休2日を夜更かしすると、その子の能力を発揮できるのは金曜と土曜の2日のみとなる事となる(学校という意味では金曜のみ)。
体内時計のズレは
朝寝坊では体内時計は変化しないで、夜更かしが体内時計が狂っていく事がわかっている。

マウスの実験では

体内時計は生殖機能に影響を及ぼし、若いうち(前半の年齢)は大きな変化はないが加齢(若い段階の年齢で)に伴い周期がずれて妊娠が難しくなる。24時間周期に合わなくなった場合はその時間周期に合わせてあげる事によって、機能が回復する事が報告されている。

[まとめ]

〇体内時計は光によって調整される
○健全な状態に戻すことにより機能の回復が望める

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