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[レポート]わが子を元気に育てる秘訣

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わが子を元気に育てる秘訣 H31/1/27

【主催】東京小児科医会、日本小児歯科学会関東地方会
【主催】東京都医師会、東京都教育員会、日本小児科医会、日本小児歯科学会、日本小児保健協会、中野区医師会、中野区歯科医師会

子どもを元気にする家庭」

文脈がずれると異なる内容になってしまう。先送りのカウンセリングでは意味がない。視座(文脈)を変える事の大切さ。監視と観察を使い分ける大切さ。自立とは。に関する内容でした。先生は越谷を代表する有名な先生で多方面での講演をしています。今回の内容は過去の講習会でお伺いしている内容でしたが何度聞いても再認識させられ大変勉強になります。

[講演内容]

 先生の第一声は!
「お正月。たこをあげた人います?」
「あら、少ない」
「何あげました?」
「スカイカイト?」
「そうなんですか?」
「私はお正月にタコを揚げた人いるかを聞いたんですがね。調理学校の生徒なら凧上げでなく普通、タコの唐揚げでしょう。」「田舎で聞いたらお正月にタコ上げない。ギフトで送るのが普通だって言われます。」
我々ま周りの前後の文脈から予測して答えるますが、経験により養っていくが、その経験は人によってマチマチで当然捉え方もも変わってくる。
例えば紙を持って「ペンある?」って聞いた、ペンを持っていれば大半はペンを貸してくれます。でも誰も「ペンを貸して」とは言っていません。それに対して「持ってるよ」と答えたら、母親は「なんでペンを貸してあげないの?そんな意地悪しないで貸してあげなさい」と言います。でも発達障害や自閉症の方だと文脈の前後が読み取れなくズレが生じます。文脈がずれると内容が異なってしまいます。
でも発達障害や自閉症の子は「持ってる」と答えます。
視座(文脈)を変える事がお互いの理解にとって重要である。(監視と観察の違いを理解する)
自分の物差しで他人の価値観をはかる。・・・監視
他人の価値観を受け入れる事。・・・観察
あまりにも違う時は・・・・近寄らない勇気も必要大人が子どもの文脈に合わせてあげるのが理想。

〜どんぐりコロコロの歌〜
ドングリコロコロドングリこ
でなく
ドングリコロコロどんぶりこ
と言う感じに一部のまちが修正すればいい。
ではこれをロシア語で歌える人は何人います?頑張れや、見守ってるだけでは歌えません。
知らなければ未学習。できなければ本を読んで学習する。それができない、、、、
スキルが無い。頑張れ!だけでは出来ない。見守っただけでは出来ない。見守る、寄り添いましょう。では問題を先送りしてるだけ。今、厚労省は重要な適切な学習刺激をいつ与えるかが重要とされています。
いじめにより不登校は問題ないが、それは家でゲームをする時間でなく、適切な学習をする時間で、どのように学習していくかが重要としています。
監視と観察をうまく使い分ける必要がある。
木の上に立って子どもを見る。漢字で書くと「親」。子どもの文脈に合わせてユーモアで返すのも重要です。
文脈合わせは重要だがパワーバランスは崩さない。(わがままになる)

しつけの重要性。
善悪判断基準の形成。
周囲の適切な褒め方で、
・適切なスキンシップをしながら褒める
・質問で褒める
・プロセスを褒める
・噂で(魔法の三角形)褒める
・感動を(3S+α。さすが、すごい、素晴らしい、さりげなく)褒める
・感情を伝える

自立とは

その人の能力に応じて社会に働きかけ、それにより報酬を得てその報酬の範囲で己の生活を営む事

講義の初めに秋山先生はャンシャン療法(自作の命名)も必要と言っていました。
1歳半(人間では3〜5歳)親から離す。自然界ではテリトリーが決まっていて、それを守らないと共倒れする。それを防ぐために飼育員はおあやから離す訓練をする。シャンシャンはすぐに忘れるが人は覚えているがシャンシャンとは違う。。。時には必要に応じて対応する必要があり、先送りのカンセリングは意味がない。心理モデルだと、不登校・引きこもり・8050問題

「子どもの可能性を伸ばす10の黄金法則」

テニスプレーヤー娘さんのお話をしながら杉山式「楽楽」子育ての10か条のお話でした。
娘たちをサポートする時に気をつけてきた事。
答えは相手の中にある。それをフィードバックする。気づきを促す質問をする。(yes・noの回答はさせない。)承認する(事実と感情を区別する)。子供と親が同じ方向を見る。子どもが考えられないような情報を提供する。〜子どもは社会のからの預かりもの〜
・お互いを「尊重し合う」ことの大切さ
・子どもに「求められている」ことの大切さ
・「気づく」ことの大切さ
・目標を持って「続ける」ことの大切さ
・「正しい答え」は一つでないことの大切さ
・「絶対評価」であることの大切さ
・なんでも「楽しく」してしまうことの大切さ
・「励ます」ことの大切さ
・「褒める」ことの大切さ
・「待つ」こと、そsて「学びつずける」ことの大切さ

最後に自分の哲学を持つことが重要をお話しされていました。

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この記事を書いた人

歯科大学卒業後、小児歯科を専攻として大学院を卒業し博士(歯学)号を取得。大学の小児歯科教室で教員を務めた後、地元で小児歯科を専門として開業しつつ、大学の非常勤講師(小児歯科)に任命中。小児歯科学会の認定医、専門医試験に合格して現在は専門医の資格を所有。小児歯科を専門とした歯科医師です。

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