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小児歯科学会専門医制度

目次

専門医制度

・小児歯科専門医制度・小児歯科専門衛生士制度とは
・取得条件は
・継続するには
・認定医制度とどう違うの
・まとめ

小児歯科専門医制度・小児歯科専門衛生士制度とは

小児歯科学会が認定する制度です。歯科医師ならびに衛生士は卒業までに基本全ての科の内容を勉強します。そこからインターンを得て、専門分野に分かれたり、すぐに働いたりします。
小児歯科を専門に勉強していなくてもお子さんのお口の治療は出来ます。しかしお子さんのお口の中は成人のお口の中とは似ていてまったく異なります。お子さん特有の処置もあります。
また初めての敗者差さんは、お口の中の健康を一生左右すると言っても言い過ぎではありません。その為には、子どものお口のことをよく知っている先生に見てもらうことはとても重要なことです。その為、小児歯科学会では専門医・専門衛生士制度を設けています。
とくに小児歯科衛生士制度は全国的ににもまだ少ないです。
小児歯科専門医は、厚生労働省の認可を得た資格になります。小児歯科専門医とは、子どもたちの歯・軟組織(歯肉や舌)・噛み合わせ・顎関節など顎顔面航空全体の良好な機能と形態の維持増進につながる高度な小児歯科に関する専門知識並びに治療技術を有する歯科医師です。
そして全国に10万人いる歯科医師の1%しかいないスペシャリストです。小児歯科専門衛生士に至っては各県にわずかしかいません。

取得条件は

5年以上小児歯科学会に会員として在籍し、学会が認めた大学病院や医療機関において5年以上の経験・実績を積み、その臨床報告を報告し、その報告試験と筆記試験に合格した場合に与えられます。

継続するには

資格取得後も、小児歯科専門や小児歯科専門衛生士として十分な資格があるか審査があります。一定以上の高い臨床レベルを維持するために学会や学術講演などの出席や発表、学術論文の掲載、地域での貢献度合いも評価され、地域の保険活動を通じた社会貢献も義務となっています。
そのため小児歯科学会が認定する専門制度は1度取ってしまえば終わりで無く、5年に一度更新をする必要があります。
更新は通常毎年5月一杯までの期限ですが新年度は4月から始まると言う矛盾点もあります。そして小児歯科学会の年会費が加算されて通常会員の2倍の金額を支払うことになります。
更新に必要な学会参加による学習も地方の学会だけでは少し足りないので本会の大会に最低5年に1回は参加する必要があります。

認定医制度とどう違うの

これは制度制定時の問題です。昔は小児歯科l学会では専門医制度はなく認定医制度のみでした。そのため大学所属の先生ならびに研究生・研究員(大学の制度でイメージとしてはこの2者は同じと理解しても大丈夫です)は認定医を目指します。専門医制度が作られる事になりました。同時に認定医の新規取得が廃止となりました。認定医の資格を取得している先生は移行期間が設けられ、その期間に一定の基準をクリアーした場合に認定医から専門医に変更になりす。当然認定医の資格はなくなります。
それでは移行しなかった認定医はどうなるかと言うと、年間の学習をクリアーすればそのまま継続する事ができます。
言葉の違いで専門医と認定医では資格レベルは違いますが、個人の臨床レベルは大きく変わるものでは無いと思います。
私も更新をせず専門医の資格を剥奪されても基本的な臨床の治療方針は大きくからる事はありません。学会参加をしないからと言って保険診療では知識は認められません。ただ人生は一生勉強なので今まで勉強してきた先生が急に勉強しなくなるとは考えにくいです。

まとめ

小児歯科学会認定の小児歯科専門医・小児歯科専門衛生の制度は、お子さんの口腔内を管理するプロフェショナルです。そして技術を日々向上させるために勉強しています。

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この記事を書いた人

歯科大学卒業後、小児歯科を専攻として大学院を卒業し博士(歯学)号を取得。大学の小児歯科教室で教員を務めた後、地元で小児歯科を専門として開業しつつ、大学の非常勤講師(小児歯科)に任命中。小児歯科学会の認定医、専門医試験に合格して現在は専門医の資格を所有。小児歯科を専門とした歯科医師です。

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