目次
フッ素を塗る間隔の目安
・フッ素の間隔
・歯科用フッ素の形状的特徴(目安)
・フッ素の塗り方
・まとめ
・歯科用フッ素の形状的特徴(目安)
・フッ素の塗り方
・まとめ
フッ素の間隔
フッ素の間隔は学問的な考え方とメーカーの目安で全く異なります。究極な極論を言ってしまうと担当の先生の思惑次第となります。
間隔を狭めれば非常に良いように感じますが、医療機関で使うような高濃度フッ素は基本毒物なので資格の無い一般の人が使うことは禁止されています。基準量を超えると嘔吐など中毒症状を発症し、最悪命に危険が及びます。そのため適正な使用をしなくてはいけません。
冒頭に学問的な考えとメーカーの目安の違いが出てきますが、学問的には確立された技術でその時代には販売されていたフッ素剤の種類も限られていました。一方、メーカーは添加物を加えることによりフッ素以外の物も含まれています。
通常フッ素は酸性下で効力を発揮しますが、製品によっては中性の製品も販売されています。中性の製品は歯科矯正の金具を使用しても、金具を劣化させる心配も無いので矯正治療をしているお子さんにはベストな選択肢といえます。
日本で販売されているメイカー側の説明書に記載されているのは6ヶ月に1度の塗布と記載されています(日本メーカーの説明書で現時点で違う記載は見た事がありません)。正確な塗り方をした場合は6ヶ月に1度、つまり年2回の塗布で十分という事になります。
一方、学術的な意味ではフッ素は3タイプに分類されそのうちの1つのフッ化ナトリウムの塗布には1週間に1回の塗布を3〜4回行い、これを3ヶ月間隔で行うとなっています。
歯科院でも先生がフッ素を生成している歯科院は無いと思いますので、メーカーの指示に従うと6ヶ月で十分となります。しかし保険制度で初期虫歯のある子は施設基準がクリアーしていれば毎月塗布できます。しかし毎月塗布している歯科医院を問題視しているのも現実です。
虫歯になりやすい子などはこまめに塗るの予防効果としては良い選択肢になるケースもあります。
フッ素の間隔は先生の間隔になりますが基本3〜6ヶ月が妥当です。
歯科用フッ素の形状的特徴(目安)
レケースかも知れませんが市販のホームジェルや歯磨き粉を塗ってフッ素を塗りましたと対応する歯科院もあるのも現実です。市販のフッ素剤と歯科院で使うフッ素剤は約10倍(物によっては100倍)の濃度差があります。決して嘘はついていません。歯磨き粉にもフッ素剤が含まれていますから。
高濃度フッ素剤の見る特徴として何色かをみます。基本白の歯磨き粉状か泡状または透明の液体のもです。半透明のジェル状の製品は見たことがありません。
白い練り状の物は歯磨き粉と区別がしにくいですが、歯磨き粉は研磨剤が入っているのでジャリジャリ感が若干有ります。
フッ素の塗り方
フッ素の塗り方は
塗布法
トレー法
イオン導入法
トレー法
イオン導入法
があります。
どの塗り方をしても大きな違いがありません。ただしチャントした塗り方をして入ればと言う事が前庭で、ただ塗れば良いという物ではありません。
塗り方の基本的な考え方は
1,歯の汚れをとしをする
2,歯を乾燥させる(可能な範囲で)
3,歯がフッ素で濡れた状態を1〜5分維持する
4,口の中に残った余剰分のフッ素を吐き出す
5,30分は飲み物、食べ物を口に入れない
2,歯を乾燥させる(可能な範囲で)
3,歯がフッ素で濡れた状態を1〜5分維持する
4,口の中に残った余剰分のフッ素を吐き出す
5,30分は飲み物、食べ物を口に入れない
となります。
一番難しいのは3番目の「歯がフッ素で濡れた状態を1〜5分維持する」です。歯ブラシで塗るときは唾液と混ざりやすく、塗布している時にはフッ素を塗っているのか唾液を塗っているのかわかりにくいです。
そのため歯ブラシで塗る際は歯の両側を綿で挟んで乾燥させて塗布しながら1分待ちますのでお口の中を全部行おうとすると最低6分かかる計算になります。
その為にトレーを用いてその中にフッ素を入れて行うトレー法や、トレーの中に綿が入っていて、その綿にフッ素をしみこませ手に棒を持ち、電気でフッ素を電気分解してイオン化したフッ素を歯に浸透させるイオン導入法を用いるケースがあります。
値段の違いは手間や使う素材によって大きく変わってきます。
チャントした塗り方をしているのならばどの方法でも効果は同じですが、ただ塗れば良いという塗り方は効果としては疑問はありますが、塗らないよりは良い状態を保てますので、効果ガがありますか?と言う疑問に関しては信じる物は救われるとなります。
まとめ
フッ素の間隔は基本6ヶ月に1度だが、お口の状態などにより先生の判断では3〜6ヶ月が良い。
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