MENU

[小児歯科] 乳歯の段階で歯並びが気になけど永久歯の歯並びは大丈夫?

目次

乳歯の歯並びが気になる

・乳歯と永久歯の歯並びの関係
・いつ頃、歯並びの目安が立つの
・矯正を始める時期は
・どのくらいの期間かかるの
・まとめ

乳歯と永久歯の歯並びの関係

乳歯の歯並びと永久歯の歯並びの関連は一切ありません。歯並びは遺伝要因だけでなく環境要因も影響として出てきます。環境要因としては舌の癖がる、口が開いている、口で息をしてる、指しゃぶり、口なのかに物を入れる癖がある、その他色々な要因があります。これらの要因が無いとした場合は正式には乳歯と永久歯は関連がありませんが学術的な意味でいうと歯と歯の隙間が空いているケースは将来的に歯並びは有利になります。上の歯と下の歯で別々に比較してみてください。隙間がない場合は糸切り歯(犬歯で前から3本目の歯)の前後に隙間があるかどうかを見ます(上の歯と下の歯では隙間の位置が違います)。この隙間は霊長空隙と言って霊長類に特有の隙間です。この隙間がないケースでは将来的に歯並びは厳しくなります。
科学的根拠はないですが説明上将来歯並びはどうなりますかという問いに関して上記の内容を説明した上で、両親を足して2位でむしろ悪い方を取ってつけたぐらいと説明します。
なぜかというと、良い所は似て当然と思うからです。例として上げるなら「なんでお父さんのそんな所似たの!」と言いますが、「お父さんのそのいい性格似て良かった!」っていう人は少ないです。つまり良い所は似て当然で悪い所は批判します。つまり歯並びも同じです。

いつ頃、歯並びの目安が立つの

基本、上の前歯4本、下の前歯4本、個人差はありますが目安として8歳前後となります。この頃になると前歯の生え方で見た目上の雰囲気も想像できますし、後天的な問題がある場合が歯茎を見ていくと想像できます。
何よりも歯がそのくらい生えてくると、計算で奥がとの隙間の関係が計算式で出す事ができます。

矯正を始める時期は

矯正歯科という意味では計算式が立てられる上の前歯4本、下の前歯4本が出たらを目安にしますが、噛み合わせや顎の形態によっては早めに顎を広げたりするケースがあります。そういう意味では矯正を始める時期の1年前位前までには矯正歯科の門を叩くのが良いでしょう。もし複数の要因がある場合はもっと早くがいいです。
ただつい最近は舌の癖や口で息をしている人が矯正自他ができな子も中にはいます。舌の癖がある子は、呼吸をするために下の奥歯の舌側に物がくると異様な違和感を訴えます。つまり下の舌側に金具が入ると違和感が強く自分で外したり針金を曲げてしまいます。
そうするとまだ小さいからもう少し大きくなったら、やるから一回休憩しましょうと言われます。そういうお子さんは違和感は大きくなっても消えにくいのと、大体が口呼吸のため集中するのも難しいため、装置を入れてくれなく管理も難しいです。矯正が一切進みません。そのためつい最近は矯正を始める前の矯正が必要と言われ始めています。
具体的には小さい時期からのマウスピース療法が有効とされています。ただしマウスピース療法は効果は高いがやってみないとわからないと言うのが現状です。そう言う意味では幼稚園であろうが歯並びに不安があるのであれば早めに矯正歯科を受診することをお勧めします。
マウスピース療法に関しては小児歯科でも行なっているケースもあります。歯科医院の看板で小児歯科と矯正歯科を票簿いている場合は行なっている可能性があるので、小さいうちから小児歯科医に相談して具体的なタイムスケージュールの相談を事前にしておく事をお勧めします。

どのくらいの期間かかるの

始める時期によよりますが、一般的な矯正(特殊なケースを除いた成人のケース)で大体3年〜5年です。早くやればまだ乳歯があるので時間は掛かります。乳歯があるうちに始めるメリットは顎の成長力を利用する事ができるので、永久歯を抜かないではなく抜く確率を減らす事が可能なので早めの受診をお勧めします。逆にデメリットして成長があるので予測が外れる事があります。特に癖があるケースはその影響が大きく現れます。

まとめ

乳歯と永久歯の関係は関連がない。
一般的に矯正は8歳前後だが、早めに始める事によりいい方向に誘導する事ができる。

スポンサーリンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

歯科大学卒業後、小児歯科を専攻として大学院を卒業し博士(歯学)号を取得。大学の小児歯科教室で教員を務めた後、地元で小児歯科を専門として開業しつつ、大学の非常勤講師(小児歯科)に任命中。小児歯科学会の認定医、専門医試験に合格して現在は専門医の資格を所有。小児歯科を専門とした歯科医師です。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次