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子供の地図状舌の原因と治療法

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地図状舌とは

子供に多く舌背部に円形または半円形の境界線が明瞭な赤色班が複数出現して、融合して地図のような見た目が現れます。日によって位置や形を変えるので、別名移動性舌炎とも言われています。自覚症状のもないのも特徴です。

地図状舌の原因は

原因は明らかになっていませんが、ビタミンB2欠損や体質異常などが言われています。

地図状舌の治療法は

思春期以降に自然治癒されると言われていて、特にこれと言った治療法はありません。

実際の現場で地図状舌に関して思う事

お母さん自体が、地図状舌が気になって、地図状舌を主訴として来院されるケースと気がついていないケースでは、個人的には半々ぐらいに感じます。

地図状舌は、位置や形を変えるのが特徴ですが、診療のたびに写真撮影はしていませんが、個人的に感じるのが、6ヶ月ぐらいで模様が変わっているような気がします。

成長記録として半年に1度くらいのペースで舌の写真を撮るのも良いかもしれません。

こんな事を言っていますが、実際に撮りました〜。と報告してくれた方は、今のところいません(涙)。

原因自体は、基本的に不明でビタミンB2不足も原因の1つと言われていますが、ビタミンB2の錠剤を飲んで地図状舌が治ったって話は聞いた事がないのですが、治った事例を知っている人がいたら、逆に教えて欲しいです。

そういう意味では、体質異常という事が表面に出来ます。かといって体質に特異体質だと感じる事は、相当数の方を診てきましたが、そのように感じる事は有りませんでした。

治療法としては経過観察なので、原因と治療法を考えると、YesかNoで答えろと言われるとある意味舌炎なので、舌の炎症ですが、病気とひとまとまりに考えなくても言いように感じます。見た目に関しては気がつくと気になるかもしれませんが、開きなった言い方をすると成長記録としての記念に写真を撮って、治っていく過程を記録として保存するのも良いかと、個人的には思います。

実際は、だんだんと気にならなくなるので、写真撮影をする人の報告を聞かなくなるのかもしれません。

痛みもなく舌の見た目だけで、実際にトラブルを症状もありませんので。

実際に症状が地図状舌かどうかの診断に関しては、個人で思い込まずに、1度は必ず、歯科医師の先生に診断してもらって下さい。

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この記事を書いた人

歯科大学卒業後、小児歯科を専攻として大学院を卒業し博士(歯学)号を取得。大学の小児歯科教室で教員を務めた後、地元で小児歯科を専門として開業しつつ、大学の非常勤講師(小児歯科)に任命中。小児歯科学会の認定医、専門医試験に合格して現在は専門医の資格を所有。小児歯科を専門とした歯科医師です。

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