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[小児歯科]子どもの歯茎が黒(茶色)くなっている。

目次

はじめに

子どもの歯茎が黒くなる原因、その特徴や影響、治療法について説明します。記事の最後には、早めの専門医の受診が重要であるとまとめています。

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歯茎の色が変色してる

歯茎が黒くなっているけど何?

子どもで歯茎が変色している最大の原因はお口が開いています。当然鼻でも息も出来ます。口が開いている、あるいは口で息をしている時間や頻度が多ければ多いほど色の変色度合いは強くなっています。

この線は唇の内側の粘膜(濡れているところ)が歯肉に触れて外界と遮断されている場所で、黒くなっているところが外界と交通している場所です。

子どもではあり得ませんが成人の場合はたばこでも歯茎が黒くなります。

生活上どんな特徴があるの?

  • 朝起きたときに口が臭い。・食事の時に問題が起こる(早い or 遅い or 丸呑みする)。
  • 下の奥歯のベロ側を歯ブラシするとベロで歯ブラシを押し出す。
  • 寝てるときに唇をめくると歯と歯の間に舌が出ている。・上顎の真ん中に凹んだくぼみがある。
  • 発音がおかしい。舌たらず。・鼻が悪い。・ひどくなるとイビキをかく。

上記の点が上げられます。

特に8歳未満でイビキをかく場合は重度ですので医科を含め専門医の受診が必要です。体が悲鳴を上げている状態です。

鼻が悪いに関してつい最近わかってきたのは、鼻が悪いから口が開くので無く、口が開いているから鼻が悪くなると報告が多くなってきています。

黒くなると今後どう影響するの?

一言で言うと成長に影響が出ます。

舌の動きに影響があるので顎の成長に大きく影響が出ます。上顎が凹んで上顎が横に成長できませんから歯並びが悪くなります。上顎が横に成長しないという事は、上顎の下にある下の顎も成長しません。下顎が狭くなります。さらに上顎の上には鼻があります。当然ながら鼻の骨も広がりません。呼吸がしにくくなります。

顎が小さいですから歯並びも悪くなります。さらに顎の成長方向だけで無く、全身の成長方向が変わります。

顔の長さが長くなります。見た目上長くならない人は頭の後ろの骨が下がるので、耳鼻科でアデノイドが大きいと言われます。手術で切ったはずなのにすぐにまた大きいと言われます。

次に猫背になります。されに下唇を中心に唇がたらこ唇になります。足の指先を見た時に、指がまっすぐで無く、曲がっている時は、体が体重を支えようと指先に力が入っている状態です。さらにひどくなると土踏まずが地面に触れるようになります。

口は全身のバロメーターと言われているように、口での些細な変化は全身に大きく影響を及ぼします。

特に3歳未満で歯茎が黒いケースは小児科で発達に関して指摘される場合があります。

治すにはどうしたら良いの?

平成30年度の保険改定艇で条件付きですが小児口腔機能管理機能管理という制度があります。保険ではやれる事に限界があるので本格的にと考えている場合は自費の訓練をお勧めします。まずはかかりつけの先生に相談してみて下さい。

この制度は小児歯科学会などで概略的な指針は出てますが、各歯科院でこうやらなくてはいけないと言う治療技術の指定は無いので、やり方に差がありますので注意が必要ですが早めの対処が必要です。

まとめ

この記事では、子供の歯茎が変色する原因として、口を開けることが最も大きいと説明されています。歯茎が黒くなることによって、歯並びや顎の成長に影響が出ることがあります。また、口での呼吸が原因で鼻が悪くなることもあるとのことです。治療には、小児口腔機能管理機能管理という制度がありますが、自費の訓練もお勧めされています。記事の最後には、歯茎が黒くなる場合は早めに専門の先生に相談することが重要であるとまとめられています。

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